お月様のつぶやき

  • 2014.02.01 Saturday
  • 12:01
2月になりましたね。
みなさん、2月、という月から、何をイメージしますか?
まめまき、受験、雪、短い、などなど。
いろんなイメージがあるかと思います。
月ごとに、季節の思いが重なっていきますよね。

もし、月、という暦の単位がなくて、春夏秋冬、という季節の単位しかなかったら、どんな感じになるのでしょう?
お日様しかない世界だったら、どんな生活になるのでしょう?

今の暦は、「月」があって、次に「日」になってるけど、月がわからなければ、何日という区切りをつけるのも、難しそうですね。

今日は、そんな、お日様とお月様の、暦に関する役割について、少し、思いを巡らせてみましょう。

◆わたしを、見つめてね

まだ、人が、命を授かり、あるがままに生きていた時代。地球の歴史にも残っていない時代のお話し。
人は、どんな会話をしていたのでしょう?
時の扉をあけて、少し、覗いてみましょう。

「最近、寒いね〜」
「お日様が、あんなに低いところにいるからさ」
「そうね。いつだったか、頭の上のほうに輝いてる時は、熱かったね〜」
「そうそう、だんだん、低くなるたびに、寒くなってくるんだよ」
「そういえば、何回、頭の上に来たのかしら」
「う〜ん、数えたことないな〜」

そんな会話を聞いていた、お月様は、どうしたものか、と思いました。

「あまりにも、時の経過に無関心すぎるわね。どうしたものかしら?」

お月様は、人の心の成長を、担当していたから、もっと、時の経過を意識してもらうために、こんなことを考えました。

「今は、夜を見守り、人が眠っている間に、心の調整をしてるけど、このタイミングを 毎日ずらしていけば、時の経過を、もっと、感じてくれるようになるかしら?」

お月様は、毎日、夜空に輝く位置を、少しずつ、変えていきました。
でも、人は、その変化に気づいてはくれません。

「私がいなくなれば、気づいてくれるかしら?」

お月様は、夜の星空から、姿を消してみました。
そもそも、人は、夜は眠っているから、気づくことがありません。

「そうよね。眠ってる間に、わたしの位置を変えても、気づかないよね」

そこで、お月様は、思いきって、お日様の輝く、お昼間に、で〜ん、と登場してみました。
どれだけ、人が騒ぐか、期待していたのですが、お日様の光が強すぎて、お月様は、うっすらぼんやりしか見えなくて、人は気づいてくれませんでした。

「あの、お日様の光よりも、私を見て〜」

お月様は、思いきって、お日様の真ん前に、で〜ん、と立ちふさがりました。
すると、人の世界は真っ暗になり、人は、大騒ぎしました。

「やっと、気づいてくれた〜、これで、私の動きを見てくれるよね」

お月様が、お日様の前から、ずれていくと、人の世界は、再び、明るくなり、人は、安堵に包まれました。
でも、人は、月の動きを見ているわけではありませんでした。
ただ、お日様が、姿を隠された、とだけ思っていたのです。

「もういい!」

お月様は、自分のペースで、夜と昼の世界を、いったりきたりしました。
夕焼けに照らされた赤い月になってみたり、朝日と同じ姿の、満月になってみたり、いろんな工夫を続けていると、いつしか人は、月の変化に興味を持ってくれるようになり、時の経過を感じてくれるようになってきました。

「あ、月が見えるようになってきた」
「新月が、終わったからね」
「三日月になっていくのね」
「月の変化を見てたら、何日過ぎたかわかるね」
「今は、カレンダーがあるけど、月を感じながら生活してみるのも、いいかも」
「じゃあ、今夜は、月を感じながら、眠りにつこうか」
「うん。心の中で、お月様と一緒に、わたしも、満ち欠けしてみようかな」
「そうだね。狼になりながら」
「え〜!もう!」
「ハハハ、冗談、冗談、ほら、お月様も笑ってるよ」

夜空の上で、お月様は、満足そうに、輝いていました。

コメント
イイネ!
  • 2014/02/03 12:49 PM
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